ベースを始めて最初は指弾きとピック弾きどっちから始めるか悩んだら”好きなアーティス”と同じ方法でやりましょう!
理由はモチベーション上がるからです。
とはいえ、どっちの方が簡単か?やりやすいか?特徴は?と疑問だと決めれないと思います。
なので、ベース歴4か月の私が指弾きとピック弾きをやってみてどこが難しかったか、どんな特徴があるかを解説していきます。
指弾きとピック弾きの特徴
大きな違いは、奏法と音質です。
奏法の違いとしては指弾きは人差指と中指を弦の下から上に向かって弾きます(薬指も使うスリーフィンガーや小指を使うフォーフィンガー奏法もあります)。
ピック弾きはピックという道具を使い、弦に対して上から下に弾くダウンピッキング、下から上に弾くアップピッキング、交互にやるオルタネイトピッキングがあります。
どっちが良い、悪いではなく特徴が違うのでその特徴を活かしながら局に合わせて両方演奏できるようになると、表現の幅が広がります。
音質の違いは指弾きは音が柔らかいことです。
当然ですが、自分の手を当てて弾くのでピックのような硬い音は出ません。
ピック弾きは尖った音が出ます。
ただ、ピックは種類によって音質が変わってきます。
厚さや形、材質によって出る音は変わるので詳しくはベースに合うピックの種類は?初心者ベーシストが最初に買うピックの選び方!をご覧ください。
指弾きの難しいところ
指弾きをやってみた感想は主に以下のことが難しいです。
- 指が痛い
- 親指の移動が難しい
- 指を斜めに構えるのが難しい
指が痛い
右の人差指と中指を弦に擦らせるので、摩擦で皮が剥けたり打ったようなジンジンと痛みが出ます。
私はできなかったですが、血豆が出来るともよく聞くので指弾きでベースを始めると両手の指先が今までにやったことのない動きや衝撃でダメージを受けるのがきついところです。
詳しくは「ベース初心者の指の痛みと変化」4ヶ月で感じた実体験とアドバイス!で指の変化や痛みについて書いています。
親指の移動が難しい
指弾きの場合おやゆびの位置で弾きやすさが変わるため移動させることが一般です。
4,3弦を弾くときはピックの上に親指を乗せて
2弦を弾くときは4弦に、
1弦を弾くときは3弦に親指を移動させます。
この簡単そうに思える動きが、最初のうちはスムーズに出来ません。
理由は手全体に力が入っているので、移動させる余裕がないからです。
私は親指を動かせるようになるまでに2か月近くかかりました。
それまでは人差指中指を動かすのと親指を動かすのは別の動きを感じて、意識しないと出来ませんでした。
親指動かさくても、いいんじゃないかと思うかもしれませんが、1,2弦を弾くときに掌を広げるので弾きにくいのと、音が弱くなります。
そのため最初に2か月くらいはかなり意識しないといけません。
最初から親指を動かさないと癖がついてしまって後で治す方が大変と聞いたので頑張って最初から動かすようにしましょう。
指を斜めに構えるのが難しい
人差指となかゆびは長さが違うので、弦に当たる面積が違い人差し指の方が弱い音になってしまいます。
そのため、弦に対して斜めに指をあてることで均等になるというのが初心者に対して一般的に教えられる演奏方法ですが、斜めにして弾くこと自体が手首に力がはいって難しいです。
あと、弾いているうちにだんだん弦に対して垂直に指になっていきます。
これも練習して徐々に力が抜けていくようにするしかありません。
私が意識しているのは指先を地面を指すようにすると考えると少し力が抜けて長い時間保ちやすいです。
ポイントは”弦に対して”なのでベース自体は斜めに構えているので指先を真下に向ければ勝手に弦に対して、斜めに当たるようになります。
こうすると、自然に力が抜けて指を動かしやすくなります。
また、力がぬけて親指も動かしやすくなります。
弦に対して斜めにしようとするとどの程度ななめのかとか、見わかりずらくて知らず知らずのうちにブリッジ(弦が出ている銀色のパーツ)側まで指先を向けて余計な力が入ってしまいます。
ピック弾きの難しいところ
ピック弾きの難しいところは以下のことです。
- ミュート
- ピックの固定
- 右手の動かし方
ミュート
ピック弾きでのミュートはかんり難しくなります。
理由は指弾きと違って、右の親指と弾いた指を上の弦に着地できないからです。
ピック弾きは1、2、3弦を弾くときに上の弦のミュートをどこでやればいいのかわからなくて困ります。
色々調べてみたところ、左手の親指で4弦、押さえていない指で弾いていない1~3弦というのがありましたが、これが難しいです。
(3弦5フレットを中指で押さえながら4弦は親指1,2弦は人差指、薬指、小指でミュート)
ほかにも、右手の手刀をつける
ピックを下の弦に着地させるといった奏法が見つかりましたが、これは私もまだうまくいく方法を見つけられていないので今後うまくできるようになったらまたお伝えします。
ピックの固定
ピックは人差指と親指でキュンポーズのような形で挟みますが、ちゃんと持っているのにくるくる回ったり、弦にぶつかって飛んで行ってしまいます。
原因としては深く入りすぎているからのようですが、表面をなでるように弾くのも力加減が難しくなかなかうまくいきません。
特にアップピッキングのときに跳んでいくことが多いです。
ただ力加減がわかってくると徐々に解消されていきました。
なので、ピック弾きは指弾き以上にコツを考えるよりも練習あるのみと感じました。
右手の動かし方
ピック弾きの時の右手の動かし方自体がそもそも難しいです。
理由は、手首だけ弦に対して上下に動かしつつ4本の弦の移動があるので腕全体は上下に手首から下はその場で小さく上下にという動きが難しいです。
これも練習しかありませんがゆっくり過ぎると逆に難しいので、ちょうどいいテンポを見つけるのも難しく、これでピック弾き挫折しそうになりました。
また、自分の検索の仕方の問題なのか、Youtubeで「ベース ピック弾き コツ」や「ベース ピック弾き やり方」と調べてもあまり出てこないので、情報も限られました。
こちらもまだまだ練習中なので、、、いい方法やうまくできるようになったらどのくらいの期間でできたかお伝えしていきます。
選び方はこの2つ!
ここまで指弾きとピック弾きの違いを書いてきましたが、どちらにも特徴はあり難しいポイントは違います。
なので、どっちから始めればいいか迷ったらこの2つを基準に決めてください。
- 好きなアーティストがメインで演奏している方
- 好きな音の方
どっちが難しいかと感じるかは人にも寄るでしょうし、最初にやった方がちょっとできるようになっても、もう片方は一から別の練習が必要です。
私は好きなアーティストの方が指弾きで演奏することが多いので指弾きから入りました。
2か月過ぎたあたりでピック弾きを始めたら全く別のテクニックが必要でとても難しく感じています。
なので、好きなアーティストろ同じ方法でやれば真似していると思えてモチベーションが上がります。
また、好きな音質の方から始めても聞いていて心地いので続けやすくなるでしょう。
まとめ
今回は指弾きとピック弾きの違いをまとめました。
音質の違いは
- 指弾きは柔らかい音がでる
- ピックは尖った硬い音が出る
奏法の違いは
指弾きは人差指と中指で上に向かって弾く
ピックは弾きは
- 弦に対して上から下に弾くダウンピッキング
- 下から上に弾くアップピッキング
- 交互にやるオルタネイトピッキングがあります
があります。
難しいポイントの違いとして指弾きは
- 指が痛い
- 親指の移動が難しい
- 指を斜めに構えるのが難しい
ピック弾きは
- ミュート
- ピックの固定
- 右手の動かし方
と感じました。
どっちからはじめればいいか迷ったら好きなアーティストと同じ方法か好きな音質で選ぶことでモチベーションが保ちやすいのです。
どっちかが出来れば、もう片方が出来ることはありません。
また、左手の動かし方も変わって来るのでゆっくり少しずつ出来るようになっていくしかありません。
私もまだ始めて4か月の初心者なので、あせらず一緒にうまくなっていきましょう!!!